校長から

『明るく 優しく たくましく』

 小牛田高等学園は、宮城県初の公立高等養護学校として昭和63年に創立され、本年で36年目を迎えます。創立当初は「宮城県立小牛田高等養護学校」という校名でしたが、平成13年に「宮城県立養護学校小牛田高等学園」、平成21年には「宮城県立支援学校小牛田高等学園」と校名を変更し、現在に至ります。この間、本県の特別支援教育の中核として先達的な教育を進め、また特別支援教育のセンター的機能を担い地域貢献もしてまいりました。

 本校では、義務教育を修了した軽度の知的障害を有する者に対しそれぞれの障害特性や能力に応じた3か年の教育を行い、将来の職業的自立・社会的自立に資するよう丁寧・着実に指導を行います。校訓「明るく 優しく たくましく」の下、日々活力漲る教育活動や寄宿舎における生活指導が展開されています。現場実習にも力点を置き、企業からも高く評価され、ここ数年一般就労100パーセントを達成しております。

 さて、本校では、県教育委員会より学校運営協議会パイロット校事業の指定を受け、昨年度「コミュニティ・スクール」へ移行しました。コミュニティ・スクール制度は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。コミュニティ・スクールでは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって魅力的で特色ある学校づくりを進めます。地域の力をお借りすることにより、生徒の学びがの幅を拡げ、より一層充実した教育活動を展開してまいります。

 このホームページには、学校案内はもちろんのこと、日々の生徒の活動の様子を掲載してまいります。明るく、優しく、たくましく行動する本校生徒の取組をぜひ御覧ください。そして皆様から本校へのあたたかな御支援をいただくとともに、今後とも本校の教育活動に御理解・御協力を賜りますようお願い申し上げ、御挨拶といたします。

 

                                    令和5年4月


                                    宮城県立支援学校小牛田高等学園
                                      校 長  川 村  髙 広